内定を辞退しました ~ 自分の人生を諦めたくなかった
こんにちは!もも子です。
今日は、私が
もらっていた内定を辞退して
フリーのWebデザイナーになると決めたときのことを
お話ししたいと思います。
私は大学での4年間、
地元企業が経営する飲食店で
接客のバイトをしていました。
そしてバイトを始めて1年目くらいに
「大学卒業後はうちの会社に就職してほしい」
と声をかけてもらいました。
当時は酷い就職難だったので、
私はもちろん、学生たちは
「就職」に対して強い価値観を持っていて
・就活せずにさっさと就職決定
・就職先は知名度の高い地元企業
となると、友達からは
「就活しなくていいの?いいなー!」
「あの大きな企業でしょ?すごいね!」
こんなことを言われて、
一足早く大人になったつもりでいました。
でも私は、
大学卒業と同時にバイトを辞め
内定を辞退しました。
「なんで就職しなかったの?」
「もったいなすぎる・・・」
周りからは不思議なものを
見る目で見られましたが
私はバイトを続けた4年間
「職場環境」に対する
理想と現実とのギャップに悩み続けました。
そんな私が、内定を辞退して
フリーのWebデザイナーになろうと
決意したときの話を
していこうと思います。
自分を変えるチャンスだと思ったんだ。
突然ですが、
私は自己主張するのが苦手です。
例えば、誰かと話していても
(ここは話合わせてた方がいいよね・・・)
いつもそんなことを考えてしまって
当たりさわりのない意見しか言えなかったり
ちょっと背伸びして
集団の中で発言してみても
(絶対変に思われた。嫌われたらどうしよう・・・)
なんて、誰に何を言われたわけでもないのに
勝手に妄想して自滅したり。
行動するのも苦手です。
メンタルが弱いので
「もしダメだったらどうしよう・・・」
と不安になって
「もう少し様子を見てからやろう」
と行動を避けてしまったり。
”行動力がない人”で検索すると
まるで自分のことを説明されてるようで
けっこう落ち込みます。
そんな性格だから
コミュニケーション力や
積極的な行動力を求められる
接客のバイトに誘われたときは
「私には絶対ムリ!」と思ったし
誘われたその場でやんわりとお断りしました。
それでも
(挑戦してみようかな・・・)
と思えたのは
根気強く誘ってくれたのが
以前からお世話になってる知人だったから。
『うちの会社の店で売り上げが悪い店があってね
業績上げるために私が店長を任されたのよ。
そこでお願い。
スタッフで入ってもらえないかな。』
・・・知ってる子がスタッフにいてくれると安心するから
この言葉に、
(私のこと、頼りにしてくれてるの?)
そう思えて嬉しくなりました。
コニュニケーションや行動力を
求められる苦手な仕事内容だけど
(自分を変えるチャンスなのかも!)
いつになくポジティブな気持ちになった。
それに、メンタルは弱いけど
「学園祭、みんなで成功させるぞー!」的な
団結力に憧れていたから、
お店を盛り上げるための
団結スタッフの一員になりたい!
そんな憧れを胸に
「がんばります!」と返事しました。
初めは想像通り
やりがいを感じることばかりで
とても楽しかった。
「どうすればお客さんが来てくれるようになるのかな」
とスタッフ達とアイデアを出し合って
”きれいな店に人は集まる”
と信じて店を掃除しまくったり
来てくれたお客さんに
慣れない笑顔を振りまいたり
弱小メンタルを無視しまくって
とにかく積極的に行動しました。
「接客なんてムリ!」と思ってたけど
お客さんから「ありがとう」と
言葉をもらえたときは
想像以上に嬉しかったし
その充実感を共有できる仲間がいてくれるって
なんて幸せなことなんだろうって思いました。
そのうち、みんなの努力の結果が少しずつあらわれて
1日の来客数が2人ほどだったのが、
一人増え、また一人増えていった。
1日の来客数100人をこえた時は
店の裏で仲間とハイタッチして
喜び合いました。
嬉しい出来事は続きました。
バイトを始めて1年ほど経ったころ、
「大学卒業後はうちの会社に就職してほしい」
と本社から声をかけてもらいました。
新しい自分も発見できて
将来への道も開けてきて
私、立派な社会人に近づけてるんだ・・・!
そう思えて、世界がキラキラ輝いて見えました。
でも、キラキラの日々は長くは続きませんでした。
お客さんの数が激増。
伴って仕事の量も激増。
なのにスタッフの増員はなく常に人手不足。
当然、バイト上がりの時間になっても仕事が終わらず
残業するのが当たり前になったり
「明日はバイト休みだー!何しようかな!」
なんて考えてた土曜のバイト上がりに
「明日スタッフ足りないのよ。入ってもらえる?」
と店長に言われて休日出勤したり
そんなことが続くうち
お店を盛り上げよう!
お客さんがリピートしてくれる店にしよう!
そう励まし合って頑張ってきた仲間たちも
だんだんと表情が暗くなってきて
「ちょっときついよねー」
とグチをこぼすようになった。
例にもれず私も同じ気持ちでした。
残業も嫌だし急な休日出勤も嬉しくない。
でも、初めて挑戦したバイトだったので
労働環境の良し悪しなんて分からずに
(働くってこういうものなんじゃないの?)
そう思って深く考えないでいました。
それからもスタッフ達の不満は日に日に大きくなるばかり。
だけど環境が改善されることはありませんでした。
そしてとうとう、
スタッフの一人が、仕事を辞める決断をしました。
一人が辞めると、まるで後に続くように
次々と仲間が辞めていきました。
初期メンバーで残ったのは、
私一人だけになりました。
ショックでした。
働くってこういうもんじゃないの?
社会人になったら当たり前のことなんじゃないの?
(でも・・・)
何かが胸に引っかかってすっきりしない。
働く環境へのストレスで辞めていく仲間を
もやもやした気持ちで見送りました。
そんなもやもやな気持ちをあおるように
仲間が辞めてしまったあとは
今まで以上の激務が待っていました。
もともと人手が足りていなかったのに
主力メンバーがごっそりいなくなってしまったので
「新しいバイトだけじゃ心配だから。」
という理由でバイト時間が延びて
もちろん休日出勤も多くなった。
そしてバイトを始めて2年たったころには
週に3日だったシフトが週6日に。
6時間だったバイト時間が11時間に。
さらにお盆も正月も休みなし。
言葉通り馬車馬のように働く日々。
「私、今月いっぱいで辞めます。」
新しく入ってきたスタッフも長続きしなくて
一ヶ月たたずに辞めてしまう人も少なくありませんでした。
さすがの私もこのころには気付いてましたよ。
何かおかしいって。
そして思い切って聞くことにしました。
幸いなことに店長と知り合いだったので
「スタッフ足りてないと思うんだけど、増員はしないの?」
そう質問しました。
すると返ってきた理由は
人件費削減のため。
納得したわけじゃなかったけど
経営の事情はバイト生が突っ込めることじゃないと思って
「・・・そっか。」
と話を終えました。
きっと、この時がチャンスだったんだと思います。
残業や休日出勤が多くて困るとか
人手が足りてなくて辛いとか
続々とスタッフが辞めて不安だとか
きちんと相談できれば良かったんだと思う。
でも臆病な私は、
言い出すことができませんでした。
そんなこと言ったら失望されるような気がして
このくらいで弱音吐くヤツだって思われたくなくて
何も言えませんでした。
(大丈夫、就職したら環境も変わるはず・・・)
そんな当てのない希望を作り出して
深く考えないようにしました。
でも、ある時から
・足がぱんぱんに腫れてむくみが治らない
・身体はめちゃくちゃ疲れてるのに眠れない
こんな症状に悩まされるようになりました。
大学とバイト掛け持ちのハードな生活。
それに加えて体の不調。
体力的にも精神的にも
疲労と不安が積み重なっていく。
そんな状態が続きました。
「なにやってるんだろ、私・・・」
新しい自分を発見できた。
優良企業に就職も決まった。
全部うまくいってる気がしてたのに。
なのに何かが違う気がして
なぜか悲しくて、悔しくて
誰かに話したいのに言い出せないストレスと
自分はこれからどうなるんだろうという不安に
心が押しつぶされてしまいそうでした。
それでも時間はちゃんと進んで
明日になれば一日が始まります。
「今日もあんまり眠れなかった・・・」
寝不足でボーっとしながら午前中は大学の講義。
講義が終わればすぐに車に乗り込み
コンビニでカロリーメイトを買って
それをかじりながらバイトへ向かう。
「就職するんだもん、頑張らなきゃ。でも・・・」
運転中、理由もなく涙があふれることもあった。
赤信号で停まるたびに涙が流れてくる。
それでもバイトが始まれば
何でもない顔でお客さんに笑顔をふりまいてました。
「社会人になればこんなの当たり前なんだよ。」
お正月もお盆もバイトで帰れず母とケンカした時も
やっぱり何か違うのかなと頭をよぎっても
就職したら環境変わるはず!と言い聞かせて
深く考えないようにしていました。
でもある日、足に激痛が走り
病院に駆け込みました。
とどめを刺されるかのように、腰にも激痛。
「何かスポーツやってるの?
無理しすぎで身体が悲鳴あげてるよ。」
病院の先生にそう言われたとき
目の前でバタンと扉を閉められて
世界が真っ暗になったような気がしました。
(私は、間違えてたのかな・・・)
それからもバイトに行く日は続きました。
でも時間と共に身体は傷んでいって
病院へ通う回数が増えていきました。
「あんた、いつ来てもいるよねー。ここに住んでるの?」
「またスタッフ変わったの!実はこの職場、ブラックなんじゃない?」
常連さんから投げられるジョーク。
以前は軽く笑い飛ばしていたのに
ぐさぐさと心をえぐられるようになりました。
就職が決まって嬉しかった。
少しくらい辛くても社会人ならこんなの当たり前。
職場環境には慣れていくしかないと思ってた。
でも
「この会社に就職したら、これが何十年も続くの?」
そう思うと
絶望的な気分になりました。
私・・・
もう、この仕事を続けることはできない。
大学四年の冬。
私は、内定を辞退することを決めました。
心の声を、聞けーーー!
内定を辞退すると決めた。
そうはいっても
慣れた環境から飛び出すのは
思ったより大変でした。
バイトの延長で就職するつもりだったから
他の企業のことなんて考えてなかったし
改めて就職に向き合っても
将来が関わるとなると簡単に決められないし
ぜんぜん考えがまとまらない。
・気持ちを新たに就活するの?
・就職するならどんな仕事したい?
必死に答えを探した。
私と同じような、
まだ就職が決まってない
学生のための就職説明会にも行ってみた。
優しそうな社員さんが理念を教えてくれたり
年の近い先輩社員がやりがいを語ってくれたり
楽しそうだな
やってみたいな
そう思えた企業もあった。
でも、どうしても
「就職」に対して前向きになれなかった。
どこかに就職したとして
また同じことが起こったらどうしよう。
そう思うとどうしても
「就職したくない」以外の
答えにたどり着けなかった。
焦りました。
大学を卒業すれば
就職して会社員になって働くのが当たり前。
私もそれが当然だと思っていたし
周りの友達は銀行、公務員、企業の内定を決めて
社会人としての準備を整えている。
その波にうまく乗れない私は
なんてダメな人間なんだろう。
さらに”就職したくない”だなんて思う自分は
もはや落ちこぼれでしかない。
そう思いました。
でも、
ここで立ち止まったら
何も変わらないと思った。
ここで行動できなかったら
私は一生、胸を張って生きられない思った。
とにかく
いったん「就職」から離れて
ただ思うままに
自分の欲望をひねり出してみました。
そしたらまぁ・・・
とんでもないのが出てきた。
①就職したくない
バイトと同じことが起こったら嫌だと思ったから。
②人間関係に悩みたくない
バイトでの経験と元々の性格も手伝って、
人と会わないで済む仕事がしたいと思ったから。
③誰かの役に立てる仕事がしたい
「ありがとう」と言ってもらえた経験は思った以上に大きかったから。
「そんな職場あるわけないじゃん。」
誰もがそう言ったかもしれない。
でも私にとっては真剣問題。
この条件を満たしていて
今の自分ができることってなに?
私が持ってるものってなに??
(私は・・・)
絵を描くのがすき
本を読むのがすき
集中力はある方
疑問はしつこく追及する性格
持ってるものは英検準2級
運転免許
卒論のために買ったPC・・・
そして、たどり着いたのが
Webデザインでした。
Webデザインは、理想の仕事スタイルを叶えてくれた。
・就職したくない
・絵を描くのが好き
・PC持ってる
正直なところ、この3つの理由で
Webデザインを選びました。
それからは、イバラの道でした。
当然ですよね。
だってデザインの基礎すら分かっていない。
デザインソフトの存在すら知らない
まさにマイナス状態からのスタート。
正直、何度も挫折しそうにりました。
本を買って勉強してみても
(このスキルって仕事になるのかな・・・)
といつまでたっても自信が持てなかったり
営業については本当にうまくいかなくて
知り合いに声をかけても
飛び込み営業してみても
まったく仕事が取れない時期があった。
さすがに落ち込んで
Webデザインから逃げたこともありました。
でも、自分で決めたことだから
そして自分の人生を諦めたくなかったから
要領よくできなくても
時間がかかっても
一つずつ目の前の課題を乗り越えた。
しばらくはWebデザイン×バイトの
掛け持ちスタイルだったけど
案件が増えるにつれて
Webデザインの収入だけで
生活できるようになってた。
そして6年前。
Webデザイナーとして起業しました。
就職したくないとか
人間関係に悩みたくないとか
人の役に立てる実感が欲しいとか
初めはワガマな願望でしかなかったけど
今は職場の人間関係で悩むことのない
ストレスフリーな仕事環境だし
クライアントから
「あなたに頼んで良かった。ありがとう!」
と言ってもらえた時は
最高の充実感を得られるし
ずいぶん理想に近づけたなって思うと
とても嬉しい。
そして、他にも嬉しいことが起こりました。
それは、ずっとコンプレックスだった
弱小メンタルが良い方向に変化してきたこと。
以前はちょっと壁にぶつかると
「私には無理だわ・・・」とか
「自分には必要ないから」とか
何かと理由をつけて
行動できないでいた。
これって
自分に自信がなくて
そんな自分を認められなくて
困難から逃げるのが
クセになってたんですよね。
Webデザインの仕事と本気で向き合って
どうしても逃げられない場面に
たくさんぶつかって
やっとそれに気付くことができました。
ずっと、
自分はこんな人間だから仕方ないって
深く考えずに諦めていたけど
自分の弱さに向き合ってみると
「これなら私にもできるかも・・・!」
と自分に合った方法を見つけるのが
得意になった。
それからは
ひとつひとつ壁を乗り越えることで
小さな成功を積み重ねることで
自分の自信メーターが
少しずつ上がってきたような気がします。
嬉しい嬉しい変化です。
もう一つ、嬉しいことを発見しました。
それは、自信がない人って
意外とWebデザインに向いているということ。
なぜなら、
自信がない人は心配するのが得意なので
「納期はこれで大丈夫かな?」
「この画像は本当にこれでいいの?」
などと不安要素を先読みして
対処が早いと褒められたり
自然にクレーム回避ができたりします。
例えば私は
クライアントへのメールのやり取りで
(返信遅いよねぇ)
と思われないか常に気になってしまうので
必ず24時間以内に返信すると決めています。
おかげで
「仕事が早いね!」と言ってもらえたり
「安心して任せられる」と
継続案件につながることも少なくありません。
今までは足手まといでしかなかった
弱小メンタルが
Webデザインでは強みになるなんて
本当に嬉しい発見です。
私は、大学を卒業したら就職して
与えられた環境の中で働くのが
当たり前のことだと思ってました。
だから職場環境に順応できなかった自分も
就職の波に乗れなかった自分も
落ちこぼれで価値のない人間なんだと思った。
でも、働く環境は自分次第で変えられる。
勇気を出して一歩踏み出せば
終わりの見えないストレスから抜け出して
自分らしいスタイルで働けるようになる。
それに気付くことができたから
あの時内定を辞退して
Webデザイナーになるんだと行動して
本当に良かったと思ってます。
もし、今あなたが迷っているのならば—
ここまで読んでくださったあなたは、
きっと当時の私の様に
「自分に合った仕事環境で働きたい」
「もっとやりがいのある仕事がしたい」
そう思っているんだと思います。
けど実際には、どうやってWebデザインで稼ぐのかわからない・・・
私も当時、同じようなことで悩んで
遠回りしたり時間を無駄にしました。
だからこそ、
あなたには回り道をしてほしくありません。
もし、
✅これからどうすべきかわからない
✅具体的にどう行動すればいいのか教えてほしい
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